福島県立大野病院事件の判決

| | コメント(0) | トラックバック(0)
福島県立大野病院事件の判決が出ました。

無罪

医療者の1人として、私もホッとしました。
亡くなった方とご遺族も辛い日々だったと思いますが、加藤克彦医師にとっても、この2年6ヶ月は、どれほど辛い日々だったことでしょう。

「故意に犯した殺人ではなく、医療の結果としておきた死亡事例で逮捕拘留される」ことは、医療者にとっては、非常なショックと驚きでした。

診療場面では、絶えず小さな判断を繰り返し、治療方針を決めていきます。
疾患によって診療ガイドラインがあり、指針があったりしますが、それらを参考にしながら、個々の症例に応じて、判断をしていきます。
そこに、医師の裁量が認められており、また責任のあるところだと思います。
与えられた条件の中で、最善を尽くす。
その結果として、障害や死という結果が出ることもあります。
結果責任として、刑事罰が与えられるのなら、危険の大きい医療現場にとどまる医師は減ると思います。

許せない医療過誤があります。
単純なミスを犯しながら、謝罪をしない信じられない医師もいます。
今回の事件では、多くの医師が、避けられない結果だったと考え、加藤医師の逮捕拘留は不当であると感じました。

「加藤医師の医療行為(判断)は注意義務違反ではなく過失ではない」と判断されて、本当によかったと思います。

大野病院事件判決要旨
http://www.47news.jp/CN/200808/CN2008082001000750.html

福島大野病院事件に無罪判決
http://blog.livedoor.jp/arumasuika/archives/50692461.html

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 福島県立大野病院事件の判決

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://blog.jyumanyama.com/mt4/mt-tb.cgi/40

コメントする

このブログ記事について

このページは、webmasterが2008年8月21日 12:13に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「祝 禁煙達成」です。

次のブログ記事は「日本空手道研修館の空手道大会への参加 」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。