2008年9月アーカイブ

タバコ規制枠組み条約(FCTC)をご存知ですか?
今まで、詳しく知らなかったので、今日、いろいろ調べてみました。

タバコ規制枠組み条約原文(英語) 
http://www.who.int/tobacco/fctc/text/en/fctc_en.pdf

タバコ規制枠組み条約      
(外務省訳) 
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/treaty/pdfs/treaty159_17a.pdf



タバコ規制枠組み条約は、世界保健機構に加盟している国が、タバコ病から国民を守るために、世界規模で協力するために、平成15年5月にジュネーブで作成されました。

日本は、平成16年3月9日、国連本部で、世界の中で96番目に、この条約に署名しました。
その後、6月8日に国会で承認され、世界で19カ国目に批准したことになりました。

この条約は、40カ国が批准してから、90日目に効力を発揮するというもので、平成16年11月29日に、批准国が40となり、90日後の平成17年2月27日に発効しました。

条約が発効すると,条約に沿って,国内のタバコに関する法整備を進めていく必要があります。

タバコに関しては、所管の省庁が複数あり、たばこ対策関係省庁連絡会議が開かれています。
タバコの健康への注意表示や広告規制、タバコの製造・販売名とは、財務省がタバコ事業法で所管しています。
タバコ税や自動販売機の設置関係も財務省の所管です。
タバコの健康対策は、厚生労働省が所管しています。
条約の所管は、、外務省です。

日本では、この条約に先立って、2003年5月1日に健康増進法が施行され、第25条で、受動喫煙の防止がうたわれています。
レストランなどでも分煙措置が取られていますが、神奈川県が国に先立って、受動喫煙防止条例を制定しようとしています。
タバコ業界や飲食店などからの反対がすごいようですが、条例が制定されて、よい先例を作り、その波が全国に広がればいいなと思います。


タバコ規制枠組み条約についてのQ&Aを読むと、いろんなことがよくわかります。
http://muen2.cool.ne.jp/fctcQ&A.htm#q3

9月25日 インフルエンザの予防接種の説明会がありました。

そのときに、三種混合ワクチンの接種期間の変更のお知らせがありました。
国の法律の文言は変わってないのですが、<熊本県の解釈>を変更するということのようです。

昨日のクローズアップ現代でも、行政のお知らせ文書を、県や市町村が取捨選択して医療機関へ情報提供している現実(情報が多すぎるために)が、紹介されていました。
法律や条令を、どう解釈するかも、同じように、難しいところだと思います。
同じ文言の法律があっても、弁護士はそれを違うように解釈するから、裁判があって法廷闘争があるのでしょう。

三種混合ワクチンは、1期3回と2期の計4回接種します。
三種混合ワクチンを接種して、その後に他のワクチンを接種するときは、1週間の間隔をあけます。
同じ三種混合ワクチンを接種するときは、3週間あけて、その後8週間までの間に接種しなければなりません。
この3週間目と8週間目の日にちの認識にずれがあったようです。

1日の違いで、定期接種になるか、任意接種になるかが違ってくるので、とっても気を使うところです。
クリニックに接種に来られた方には、
「○月○日~○月○日の間でうてば定期接種になります。」
と明確に日にちを指定して、お知らせしていました。
 
ここが違ってくるということなので、今までに、お知らせした方には、誤った情報を提供したことになります。
それから、過去、1日の違いで任意接種になった方もおられたことと思うのですが、そのへんって、どうなるのでしょう。

予防接種で、事故を起こさないために、本当に細心の注意が必要です。
天草郡市医師会のホームページを見つけました。

天草郡市医師会
http://www.ama-med.or.jp/index.htm

私も天草郡市医師会の会員ですが、ホームページがあることを知りませんでした。
(医師会から来る書類を見てないからですね、汗!)

この中に、休日当番医の一覧表があり、とっても見やすいです。

天草郡市医師会 日曜在宅病院表
http://www.ama-med.or.jp/holiday.htm

パソコンで、アドレスをお気に入りに入れておけば、いつでも安心ですね。

ただ、会員医療機関の紹介をしてくださっているのですが、
地区名のアイウエオ別の一覧になっていて、最初、自分のクリニックがどこにあるのか探すのが難しかったです。
それに、医療機関名はあっても、そこからクリニックのHPにリンクされていなくて、ちょっとがっかりしました。

クリニックのスタッフ2人が、年末で退職することが決まりました。
1人は、先に熊本へ赴任されたご主人のもとへ。
1人は、寿退職。

開院してもうすぐ2年。
気心もしれ、チームとして、機能的に仕事ができるようになっていました。
正直、とーっても、残念です。

でも、でも、 2人の新しい出発ですから、応援しなくちゃです。

ハローワークに、スタッフ募集をお願いしにいきました。
新しい出会いに期待しましょう☆

神奈川県で、タバコ対策として、「神奈川県受動喫煙防止条例」が制定されようとしています。
完全な受動喫煙防止から、一部分煙を許可する案に変わったらしいですが、それでも、条例が制定されるというのは、画期的だと思います。

国の健康増進法では、「多数の者が利用する施設の管理者は、受動喫煙を防止するために必要な措置を講ずるよう努めなければならない」旨規定されています。
居酒屋等では、分煙対策を採られていても、実際として受動喫煙防止になっていないし、時間や空間による分煙措置では不十分と感じます。
受動喫煙したくない人が選べるように、施設により、完全禁煙しているのか、分煙なのかの表示をするようにしたらいいと思います。

17日に、日本医師会が、禁煙に関する声明文を出しています。
http://dl.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20080917_1.pdf

自分にできることを考えて、がんばってやっていこうと思います。
今日は、時間を見つけて、机周りの整理をしました。
本、雑誌、資料などが、机周りに、山積みされてしまったからです。
これも読もう、後で読まなくちゃ、といつの間にか、たまってしまいます。

情報がそこにあるだけでは、何の役にも立ちません。
新しい情報を、読んだり見たりして、自分が理解した途端、患者さんの利益につながります。
次々に届く情報に、ぜーんぶ目を通したい、理解したいと思いますが、実際には、積読になってしまっています。

今日、少し整理できたので、診療の合間の小さな時間に勉強できそうです。
今日も、新しく、禁煙治療を希望して、46歳男性が、禁煙外来を初診されました。

これで、禁煙治療を希望されて外来にこられた方は、全部で20人になりました。

今現在、禁煙治療継続中の方が、10名。

3ヶ月の治療を終え、禁煙を達成された方は、6名です☆☆☆

喫煙本数が0本になった方に、「禁煙してよかったことは?」と質問しています。
お答えを聞くのがとっても楽しいです。

朝の痰がなくなった。
子供の咳が減った。
車の中の匂いがなくなった。
洋服のタバコのにおいを気にしなくてよくなった。
外出時にタバコの箱を探さなくてよくなった。
などなど。

時々、ふっとタバコを吸いたくなることは続くと思いますが、
そんなときに、禁煙してよかったことを思い出してもらって、
タバコを忘れてもらえたらなあと思います。
糖尿病で通院中の37歳男性。
1年前初診時のHbA1cは、10.8%。

「食事は野菜中心、肉揚げ物は減らしているが、運動はなかなかできない。」
とのことで、内服薬を処方しました。

少しずつ数字は改善、薬も減らしてきていました。
現在のHbA1cは、5.9%。
このところ、ずっといい状態をキープしていらっしゃいます。

「すごいですね。薬をもっと減らせます。食生活がんばっていますね。」
とお話しすると、

「食事のはじめに、朝昼夜の三回とも、ボール1杯分のキャベツやレタスなどの生野菜を食べています。量を食べないと満足できないのですが、、この野菜を食べると、そのあとの食事の量が少なくて済みます。野菜は、少量ずつお皿にとって、ポン酢で食べています。」とのこと。
必ず、奥様が用意してくださるそうです。

それから、歯医者さんに行ったら、
「歯肉の状態がとてもよくなっています。歯槽膿漏になりかけていましたが、大丈夫です。」
と言われたそうです。
生野菜をたくさん噛むことで、歯肉がきれいになったんですね。

これだ!と思いました。

これを食べてはいけない、あれも食べてはいけない・・・と考えると食事療法は辛くなります。
"食事の最初に、たくさん生野菜を食べる。"
これだけで自然にカロリーコントロールされた食事療法になっています。

他の患者さんにも、この方法をご紹介しようと思いました。

32歳男性。
 「すねの傷と発疹、足の付け根のリンパ節も痛い。子供には、自分が移したのかも。」
 トビヒ(伝染性膿痂疹)で受診された男の子のお父さんでした。
 下腿の前面に、大きな創面と周囲に水泡疹があり、熱感もありました。
 足の付け根のリンパ節の腫脹と圧痛もありました。
 膿痂疹から、リンパに炎症が及んだものと早合点しました。
 細菌感染症と診断して、抗生剤の点滴内服を処方しました。

しかし、

よくなりません。
 トビヒに行う処置をきっちりやって、内服もしっかりしてもらっているのに、 よくなりません。
子供さんのほうは、ぐんぐんよくなっていきます。

3日目と4日目の写真です。
ほとんど変わりません。
むしろ、悪化しています。
taijohosin1.jpg
taijohosin2.jpg



























皮膚科に紹介することにしました。

 皮膚科の先生のお返事は、
 「"抗生剤無効・臍を有する皮疹・軽度の疼痛"から、診断は帯状疱疹」でした。

顔や身体の帯状疱疹は、よく見ていました。
今回のこの皮疹も、「まさか、帯状疱疹ではないよね。」と、一瞬頭をよぎりましたが、自分の知っている帯状疱疹とはちょっと違うと思いました。
もっと、早く皮膚科に紹介すればよかったです。



鉄剤(フェロミア顆粒)を飲んでいるお子さん。
 「歯の歯肉縁が黒くなってきました。 鉄剤を麦茶で飲んでいましたが、 そのせいですか?」と来院されました。

tetuha.jpg















確かに、少し黒くなっています。 「鉄剤 タンニン 歯」でネット検索してみました。

 「鉄剤とタンニン」という記事をみつけました。
 http://www.bl.mmtr.or.jp/~shinjou/hitoko406.htm

・・・以下引用・・・
鉄欠乏性貧血の治療では、不足している鉄分を補うために鉄剤(商品
名:フェロミアなど)が処方されますが、鉄剤を服用する際にはお茶を
一緒に飲んではいけないという指導が行われます。これはお茶に含ま
れるタンニンと鉄イオンが難溶性のキレートを形成し、消化管からの鉄
の吸収が低下するためです。鉄剤の添付文書でも「タンニン酸を含有
する食品等」が併用注意になっています。
しかし実際には、鉄の吸収効率を考えて「禁茶」の指導をするよりも、
服用を継続させることのほうが重要だという意見も多くなっています。
実際、現在使用されている鉄剤は鉄含有量が多いため、お茶の影響
で鉄剤の吸収が多少低下しても、治療効果には影響が無いと考えら
れています。
しかし一方で、鉄剤をお茶で服用すると、歯が黒褐色に着色するとい
う問題があります。ヒト抜去歯を使った実験では、2%クエン酸第一
鉄溶液だけに浸した場合は着色が見られませんでしたが、0.2%タン
ニン酸溶液、2%クエン酸第一鉄溶液の順に浸したところ、歯表面が
黒色に着色したことが報告されています。この着色は、軽度なものは
炭酸水素ナトリウムによるブラッシングで、高度なものは、歯科的な
研磨処置で除去できます。
歯牙着色の機序は不明な部分もありますが、鉄とタンニンが反応して
生成されるタンニン酸第三鉄が歯の表面に付着するものと推測され
ています。       (参考:NIKKEI Drug Information)
・・・引用終わり・・・

鉄とタンニンが反応して生成されるタンニン酸第三鉄が歯の表面に付着するものと推測されているそうです。
麦茶は、タンニンが少ないはずですが・・・
 鉄剤服用は、お水で!とお願いしました。
この着色は、ブラッシングで除去できるようです。
 早く気づいてもらってよかったです。
十万山クリニックでは、株式会社ダイナミクスの電子カルテを使っています。
今、保険請求は、紙レセプトではなく、FD(フロッピーデスク)に出力しています。
平成22年度からは、オンラインでの請求が義務化されますので、それに向けての取り組みをしなければなりません。
紙レセプトを廃止して、FDで提出するのも、その1ステップでした。
そろそろ、本格的に、オンライン請求に移行しようと思い、オンライン請求のための申請書類を作成しました。
国保と社保の両方に、申請書類を提出し、手続きが進めば、オンラインで基金とコネクトするためのソフトなどが、送られてくるはずです。
11月からは、オンライン請求に移行できるかな!?

乳児の血便

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母乳のみで育っている生後3ヶ月の赤ちゃん。
 「血便が出ます。」と来院されました。
熱はなく、機嫌もよく、母乳の飲みもよいそうです。
乳児良性直腸出血と思われました。


乳児の血便

赤ちゃんの血便は、ビックリされて、来院されます。
もう、何人もの赤ちゃんがいらっしゃいました。

 http://blog.jyumanyama.com/weblog/2007/08/post-15.html
日本空手道研修館には、無門塾・青雲塾・凌雲塾・海心塾の4つの塾があります。
無門塾は本渡で、青雲塾は五和で、海心塾は新和で活動しています。
凌雲塾だけは、遠く離れて大分にあります。
前に、本渡で指導にあたられていた山下重親指導員が、転勤で大分へ行かれ、そこで凌雲塾を始めました。
今は、山下與一指導員が凌雲塾の指導にあたっておられます。

その山下指導員が、空手の稽古日誌をブログに書いておられます。
日々の鍛錬の記録であり、子どもたちへの熱いメッセージが伝わってきます。
目標を持って、日々鍛錬する大切さを、呼び起こしてくれます。

よいちの空手日誌 未来の子供だちへ!
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/yoichiyamasita


冠動脈疾患を予防するために、血中の脂質を抑える治療をします。
どれくらい、血中の脂質があがったら治療が必要なのか、まだ、よく理解できていません。

健診で、高脂血症は指摘されたけれど、精密検査は不要といわれた、治療は不要といわれた。
というケースがあり、自分の判断基準と違っていたので、今、わからなくなっています。
治療の方法として、まずは生活習慣の改善が主体になるので、どこから、薬物治療に踏み込むかが、明確でないからです。

高脂血症に関してのガイドラインでは、いまや総コレステロールの値は問題にされず、LDL-C(
LDLコレステロール)が140mg/dl以上のとき、高脂血症と診断されます。
しかし、この値は、治療開始基準ではありません。
治療に関しては、他の危険因子を考慮して、開始決定するように。となっています。

1に運動、2に食事、しっかり禁煙、最後に薬。
大好きな標語で、いつも、患者さんに、言っていますが、この運動と食事を改善することって、至難のわざです。
自分で、なかなかできないので、とってもよくわかります。
運動や食事で改善できたら、それに越したことはないけれど、漫然と高脂血症を続けていたら、動脈硬化は進んでいくのですから、生活改善の努力もしながら、薬を飲んで血中の脂質の値を下げたほうが実際的だと私は感じています。

8月にドイツで行われた欧州心臓学会で、LDL-C/HDL-C比が、冠動脈疾患の新たな指標として有用だと、発表されたそうです。

一つ指標が増えて判断材料は増えたわけです。
迷う材料が増えたともいえそうですが、よりよい治療ができるように、日々勉強しなくちゃ!です。






そろそろ、寝ようかなと準備していたら、主人が、「おい、来て見ろ」と呼びます。
テレビで、福田首相の辞任会見が始まるところでした。

淡々と辞任にいたった経緯を説明されていましたが、私には、よく理解できませんでした。
おっしゃっていることは、全部、ただの言い訳や愚痴に聞こえてしまいました。

首相の仕事は、誰にも理解できないくらい、しんどいものに違いありません。
国民皆の期待がかかっています。
でも・・・

困難はいつもあるはずです。
その時代、その時代の困難があるわけです。
時代の困難を理由にしていたら、歩くことができなくなる。

「与えられた条件の中で、できることを探す。」
私も、愚痴を言わずに、言い訳を探さずに、毎日を勤めていかなくちゃと、我が身を振り返りました。

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